ひるこ
野蒜
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 水を惜しまれた弘法大師が立ち去った家の畑は、以来何を作ってもヒルコしか育たなくなったという話。
- 細部
- 弘法大師が滝ノ原の入口にさしかかったとき、喉の渇きを覚えて水を所望した。このあたりは水の便が悪い土地であったため、応対に出た老婆は水を惜しんで、そのあたりに生えているヒルコ(野蒜)でも食べたらよかろうと突き放すように言った。大師は「そうか」とだけ言い残してその場を立ち去ったが、それ以来、この家の畑では何を植えてもヒルコばかりが生えるようになり、ほかの作物はいっさい育たなくなってしまったという。
- 広まり方
- 『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説・木の部に記録されている。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ