やまぐちやまのひのたま
山口山の火の玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜十時を過ぎると現れる火の玉は薄命の乙女のもので、山のつつじを赤く染めたという。
- 細部
- 毎晩十時を回るころになると、決まって不思議な光の玉が現れたと語られる。人々はこれを若くして世を去った乙女の魂だとし、その火が出るようになってから山口山のつつじが赤い花を咲かせるようになったと言い伝えた。花の色は乙女の紅い血が移ったものだというのである。時刻の定まった出現と、山の景観の変化とを結び付けることで、名も伝わらない一人の死が土地の風物として語り継がれる形になっている。
- 広まり方
- 1931年の『民俗学』所収、小泉清見「長野県伝説集」に記録がある。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ