とっとりしのひのたまをよぶたまよび
鳥取市の火の玉を呼ぶ魂呼び
国内
未確認生物
- どんな話か
- 賀露の報恩講で本堂に火の玉が現れたと伝わり、倉田村では火の玉を魂とみなして呼び戻す習わしがあった。
- 細部
- 賀露の報恩講の最終日、夜1時ごろ本堂の壁、阿弥陀像の間あたりに直径1尺5寸ほどの火の玉が現れ、10分ほどそこにあったという話が伝わる。ほかにも、火の玉が家の中へ入っていくのを見たという証言があり、倉田村ではこれを目にすると屋根に上がって「おうい、おうい」と大きな声で呼ぶ習わしがあったという。肉体を離れて上っていく魂を呼び戻そうとする行為だと考えられており、屋根の棟には前もって穴を開けておいたと伝えられる。火の玉を死者の魂とみなして対応する民俗の一端がうかがえる。
- 広まり方
- 1936年の『因伯民談』所収、民俗談話会「霊魂の話」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県鳥取市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ