ひのたま
火の玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 多度津では人が亡くなる前後に大きな人魂が空を飛ぶとされ、その落ちた先や色合いから誰の死かを察したという話が伝わる。
- 細部
- 多度津町の高見島には人魂にまつわる話がいくつも伝わっている。ある人が四十二歳ほどで亡くなったとき、隣家の屋根にも抱えるほどの大きさの人魂が現れ、そのまま飛び去っていったという。漁に出ていた際に東の方角から人魂が飛んできて、高見島には届かず途中で落ちたことがあり、後になって大阪へ嫁いでいた娘の身を案じたが、実際には大阪に住むよその人が亡くなっていたのだと分かった。また朝四時半ごろ、西にある佐柳島の方角から青とも紫ともつかない色の人魂が長く尾を引きながら飛んできて、海の中へ落ちていくのを見たところ、翌日になって佐柳島で人が亡くなったことが知れたという。
- 広まり方
- 1990年の『香川の民俗』に石崎洋司・敬子が発表した「高見島の伝承」に記録がある。
- 地域
- 香川県多度津町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ