おおずのはかからでるひだま
大洲の墓から出る火玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 小学生の間で語られた火玉の目撃談と、新墓に穴が開いて火玉が出たという東禅寺の噂。
- 細部
- 筆者が小学校へ入ったのは明治四十一年のことで、若宮方面から通ってくる生徒たちが火玉を見たと話すのをたびたび耳にした。曇った日の夕方や雨の降る宵に、しぶ草のあたりを飛んでいたという。理科の教師は、人や動物の体内にある燐が抜け出るのだろうと説明し、実験まで見せてくれた。明治四十二、三年ごろには、東禅寺の新しい墓から火玉が出たという話も伝わった。その墓は葬式の翌朝に横へ穴が開いていたので埋め戻したが、次の日に行くとまた開いていたという。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』に載る橋村寿の怪談ばなしに記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ