ひのたま
火の玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 戸鹿野町では、山鳥が羽を摺り合わせて生じる火の玉と、人が死ぬ際に屋根から出る火の玉の両方が語られる。
- 細部
- 戸鹿野町に伝わる火の玉の話。ひとつは山鳥にまつわるもので、晩秋や初雪の降ったころ、餌を求めて夜中に飛び回る山鳥が羽をすり合わせることで火の玉のような光が生じるのだと説明されている。もうひとつは人の死にまつわるもので、ある家の娘が亡くなろうとしていたとき、その家の屋根から一尺ほどの大きさで、中心が赤や黄、青に色づいた火の玉が飛び出すのを親戚の者が見たと伝えられている。同じ火の玉という現象に、鳥のしわざとする説明と死の予兆とする説明の両方が残されている点が興味深い。
- 広まり方
- 1943年の『民間伝承』掲載、星野義正・佐久間昇「戸鹿野の民俗(2)」に、いずれも記録されている。
- 地域
- 群馬県沼田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ