にいがたしのろうばのひのたま
新潟市の老婆の火の玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 名前を持つ火の玉や、貸した財産を案じる老婆の魂とされる火の玉、梟が正体とされる火の玉など複数の話を伝える。
- 細部
この地に伝わる火の玉の話は一様ではない。ある場所では火の玉に人の名前のようなものが付けられて呼ばれており、沼のほとりに火の玉が出るという話も別に残っている。また、生前に財産を人に貸していた老婆が急に亡くなった後、その家のいちじくの木の根元から毎晩のように火の玉が上がるようになったといい、これは貸した財産のことが気にかかって成仏できずにいる老婆の魂ではないかと語られた。
さらに、火の玉と人魂の違いについても語られており、火の玉は動く速さが速く、人魂はそれよりゆっくりしていて、立ち木にぶつかると粉々に砕けてもすぐに元通りに再生するのだという。梟が火の玉の正体であることも多く、怖がられると梟は自分の羽毛を抜いて落とし、それが火の粉のように見えるのだといい、実際に触れてみて冷たい感触がすれば、それは火の玉ではなく人魂のほうだと見分けられていたようである。
- 広まり方
- 『高志路』1935年・1939年掲載、波多野傳八郎・宮島正雄・加藤辰藏の各記事に記録がある。
- 地域
- 新潟県新潟市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ