ひのたま
火の玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜の浜辺で「かりやたろう」と呼ぶと火の玉が膨らんで回転しながら迫り、逃げ遅れたら草履を頭にのせて這うとよいという。
- 細部
- 夜になって浜辺へ出て、大きな声で「かりやたろう」と叫ぶと、それに応えるかのように火の玉がやってくるという。最初は沖のほうにぽつんと小さな火が見えるだけだが、それはみるみるうちに大きくなっていき、頭の真上に来る頃には風呂桶ほどの大きさにまで膨れ上がって、ぐるぐると回り出すのだという。もしこの火の玉に出くわしてしまい、逃げるのが間に合わなかったときには、草履を脱いで頭にのせ、地面に這いつくばっていれば、火の玉はそのまま帰っていくとされている。
- 広まり方
- 1981年の『みなみ』に掲載された山本豊治郎他編「民話『かりやたろう』」に記録がある。
- 地域
- 愛知県名古屋市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ