いちのせきのおしょうのしからとぶひのたま
一関の和尚の死から飛ぶ火の玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- こっそり妻帯していたのが露見し生き埋めにされた和尚から、火の玉が飛んだという地名由来譚。
- 細部
- ある和尚がひそかに妻帯していたことが発覚し、役人によって生き埋めにされてしまった。その処刑のあった場所から火の玉が飛んだと伝わり、以来その一帯は「火の沢」と呼ばれるようになったという、非業の死と地名の由来が結びついた話である。戒律を破った者の魂が火となって現れるという発想は、共同体の規範から外れた者への畏れと哀れみが入り混じった民俗心理を映していると考えられる。
- 広まり方
- 1973年刊『旧中川村の民俗』所収、東洋大学民俗研究会の口承文芸調査による。
- 地域
- 岩手県一関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ