ひのたま
火の玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 佐久良の寺へ病人の安楽を願いに出向いている間は、火の玉をよく見るといわれていた。
- 細部
- 回復の見込みがない病人が苦しみ出すと、家の者は佐久良集落の仲明禅寺へ出向き、リッシンブと呼ばれる願いをかけた。読経を受けてもらうと病人の苦しみは和らぐとされる。その願掛けに人が出ている間は、ヒノタマがよく目に入るというのが土地の言い分である。死期の近づいた者をめぐる祈りと、火の玉の目撃とが結びつけて語られており、火の玉は単なる凶事の知らせというより、祈りの場に付き添うものとして扱われている。
- 広まり方
- 2003年の『日本常民文化紀要』所収、松崎憲三「ポックリ(コロリ)信仰の諸相(一)」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県日野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ