ひのたま
火の玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 城下で夜に目撃された火の玉を追うと、それは眠る老夫婦の家に入り込み、夫が見ていた悪夢と符合していたという話。
- 細部
- 城下に住むある人物が夜更けに宙を漂う火の玉を目にし、その後を追って歩いていくと、火の玉は一軒の家の垣根を越え、開け放たれた窓からするりと中へ入っていった。中をのぞき込むと、年老いた夫婦が休んでおり、夫のほうがうなされている様子だった。婆さんが揺り起こすと、爺さんは「見知らぬ男に追いかけられる夢を見ていた」と語った。火の玉が家に入った瞬間と、爺さんが悪夢にうなされていた瞬間が重なっていたことから、この火の玉こそが夢の中の追跡者と結び付けて語られている。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』に掲載された大阪民俗談話会の記録に残る話である。
- 地域
- 長崎県五島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ