ひのなかにかいをほうりこむもの
火の中に貝を放り込むもの
国内
未確認生物
- どんな話か
- 冬の夜に磯へ出て火を焚くと、何かが貝を火に放り込んで食べ、逃げると悔しがる影や光る物に遭うという。
- 細部
- 冬場の寒い夜に磯へ出かけるのは禁物だとされている。ある人が貝を拾い集めたあと浜辺で火を焚いていたところ、姿の見えない何者かが次々と貝を火の中へ投げ入れ、焼き上がったものから勝手に食べてしまっていた。あまりの恐ろしさに船を出して逃げ出すと、浜には人影が残っていて、貝の中身だけでも味わうつもりだったのにと悔しがるように地団駄を踏んでいたという。それからしばらくすると、今度は光る何かが船の舳先のあたりをすっと通り過ぎていったと伝わる。
- 広まり方
- 1976年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「大分県南海部郡米水津村」に記録が残る。
- 地域
- 大分県佐伯市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ