ひめゆり
姫百合
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 亡骸となった娘の顔に父親が涙をこぼすと息を吹き返したといい、死者に涙を向ける行為を戒める話。
- 細部
- 姫百合という娘が世を去り、悲嘆にくれた父親が亡骸の顔へ涙をこぼしたところ、こと切れていたはずの娘が身を起こしたのだという。喜ばしい出来事のように思えるが、この話は同時に、人が亡くなった際にその顔へ涙をこぼしてはならないという戒めとともに伝えられている。蘇りそのものよりも、死者とどう向き合うべきかを教える禁忌譚として対馬に残っている点が特徴である。
- 広まり方
- 1939年の『旅と伝説』所収、鈴木棠三「対馬昔話(二)」に記録がある。
- 地域
- 長崎県対馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ