ひめさま
姫様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 体の弱い少年に金の宝珠を授けた姫様は、人の少ない日を尋ねて今も取り返しに来るが果たせていないという。
- 細部
体があまり丈夫でない一人の少年が、毎日のように魚を捕りに川へ通っていた。あるとき美しい姫が現れ、なぜ毎日ここへ来るのかと尋ねる。体が弱いので魚を捕りに来ているのだと少年が答えると、姫はそれを哀れに思い、一生食べるものに困らないようにと金の宝珠の玉を授けてくれたという。少年がその玉を家に持ち帰ると、家族はこれを皆に見せびらかそうとした。ところが姫は、その玉は子どもにだけ与えたものだから、皆に見せるつもりなら返してほしいと告げにやってくる。
そして人が一番少ない日はいつかと尋ねたので、正月7日と8月30日だと答えると、姫はその日を選んで玉を取り返しに来るようになったというが、今に至るまでまだ取り返せていないのだという。
- 広まり方
- 1977年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による福島県耶麻郡高郷村の調査記録に見える。
- 地域
- 福島県喜多方市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ