けせんぬまのまつりわすれのひかりだま
気仙沼の祭り忘れの光玉
国内
未確認生物
- どんな話か
- 権現様や海から飛来する光の玉ヒカリダマは、祭りを怠った家に不吉な兆しとして現れたとも語られる。
- 細部
小泉一帯ではヒカリダマと呼ばれる光る玉の目撃譚がいくつも伝わっている。ある話者は、権現様のほうから直径一メートルほどのヒカリダマがこちらへ飛来し、伏せていた自分の頭をかするようにして後ろの水面で散り、ふたたび三十センチほどの大きさになって飛び去っていったのを見たという。ゴテンノウサマの二年に一度の祭りを怠った年には、同じ社の松のこずえに赤い玉と青い玉が浮かび上がって葬列らしきものが見え、その後まもなく若者が二人海で亡くなったとも語られている。
ほかにも、小泉川の河口近くで海から光の玉が飛び出すのを見た人、同じように海から出た玉が小学校の敷地に降りるのを見た人がおり、宝泉寺の上には祭りの日になるとヒカリダマが現れるともいう。海や祭祀の場と結びついて現れる点が、この光る玉に共通する特徴である。
- 広まり方
- 1982年刊『小泉の民俗―宮城県本吉郡旧小泉村―』所収、東洋大学民俗研究会による口承文芸の調査にまとめて記録されている全五話による。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ