ひーし
ヒーシ
Hiisi
国外
場所・異界
- どんな話か
- かつては聖なる森や埋葬地を指したが、キリスト教化とともに悪魔や悪霊が棲む恐ろしい場所を意味するようになったフィンランドの言葉・概念。
- 細部
- 元々はエストニア語の「聖なる森」に通じる語で、埋葬地や特異な地形と結びついた祭祀・信仰の場を指していたとされる。13世紀ごろから進んだキリスト教化を経てその神聖さは失われ、代わりに悪魔的な存在やその棲み処を意味するようになった。奇妙な形の岬や裂け目、巨岩、深い森などがヒーシの領域とされ、そこに近づくと危険にさらされると信じられた。フィンランド国内には「ヒーシ」を含む地名が230以上残るとされ、現代のフィンランド語では軽い悪態や「ゴブリン」の訳語としても使われている。
- 広まり方
- フィンランドの地名や慣用句の端々に今も名残をとどめており、民俗学や神話解説を通じて紹介され続けている。
- 地域
- フィンランド各地の森・岬・岩場
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ