いわたのひひたいじとひとみごくう
磐田の狒々退治と人身御供
国内
未確認生物
- どんな話か
- 磐田市見付の矢奈比売神社では祭りの前夜に娘を人身御供として差し出す習わしがあり、正体は年老いた狒々だったと伝わる。
- 細部
- 磐田市見付にある矢奈比売神社では、かつて8月10日の祭りの晩に、白羽の矢が立った家の娘を神への供え物として差し出す習わしがあったという。延慶元年(1308)8月9日、たまたま通りかかった旅の僧がこの事情を知り、境内に潜んで様子を探ると、化け物が「信濃国光前寺のシッペイ太郎(早太郎)に知らせるな」とつぶやくのを聞いた。僧はシッペイ太郎という犬を借り受けて戻り、この犬に化け物を退治させた。正体は年老いた狒々であり、神社の祭神そのものではなかったと伝えられている。
- 広まり方
- 1991年刊『静岡県史 資料編25 民俗3』所収、野本寛一「動物との交流」および吉川祐子「悪霊と妖怪」の両章に記録がある。
- 地域
- 静岡県磐田市
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ