いいだのひとみごくうをおそれるひひ
飯田の人身御供を恐れるひひ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 娘を人身御供に求める化け物が、光前寺のへえぼう太郎の名を恐れていたという早太郎伝説。
- 細部
- 遠州の府中という村では、秋祭りのたびに氏神へ娘を差し出す定めがあり、誰を出すかは白羽の矢によって示された。あるとき社に一夜の宿を借りた六部が、何者かが信州信濃の光前寺のへえぼう太郎には知らせるなと繰り返しながら踊っているのを耳にする。翌朝、村へ下りた六部は人身御供の慣習を聞かされ、先の言葉が化け物の弱みを漏らしたものだと察した。そこで太郎なる者を探し出して怪異を討たせようと、信州へ向けて旅立ったという。犬の力を借りて怪物を退治する早太郎の物語の発端部分にあたる。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第十二編口頭伝承、第二章伝説のその他の伝説、早太郎の項に載る。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ