あいなんのつりがねをたてにしたひひ
愛南の釣鐘を盾にしたヒヒ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 寺の釣鐘を盾にして鉄砲を防いだが撃ち取られ、死んだ場所に天神として祀られた怪獣。
- 細部
- 僧都で暴れ回るヒヒの退治を頼まれたのが、鉄砲の名手として知られる孫八であった。追われたヒヒは宝福寺へ逃げ込み、釣鐘を引き寄せて盾にし弾を防いだが、それでも防ぎきれず外へ飛び出して力尽き、山の上で死んだという。弾の当たった跡やひびの入った釣鐘は長く寺に残っていたものの、戦時中の金属供出で失われた。ヒヒが息絶えた場所にはサルマテンジンと呼ばれる神が祀られ、退治の記憶が土地の祠として受け継がれている。
- 広まり方
- 1991年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による愛媛県南宇和郡城辺町の調査報告書に記録がある。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ