ひがたたくり
ヒガタタクリ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 小正月の夜に子どもを俵に入れて攫うと語られたヒガタタクリで、実際は蓑をまとった行事だった。
- 細部
- 小正月の夜には、ヒガタタクリやカセドリと呼ばれるものが訪ねてきて、俵づつが子どもを俵に詰めて連れ去ってしまうと言われ、子どもたちはそれを恐れて早く寝るようにしていた。1930年ごろまでは実際にヒガタタクリの行事が行われており、蓑をまとい顔に墨を塗った人が「イッソイッソ」(米を一升くれ、の意味)と唱えながら家々をまわっていたという。恐ろしい怪異として語られる存在の正体が、実は地域の年中行事だったことが分かる話である。
- 広まり方
- 1965年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「岩手県気仙沼郡三陸村越喜来」に記録がある。
- 地域
- 岩手県大船渡市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ