ひだるがみ
ひだる神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 六甲山では空腹で歩くとひだる神に取り憑かれて動けなくなり、生卵や一口の米飯で治るとされた。
- 細部
- 六甲山では、空腹を抱えたまま登っていると得体の知れぬ飢えの気配に取り憑かれ、手足ががくがくと震えだしたあげく、その場に座り込んで身動きが取れなくなることがあるという。地元でこの現象を引き起こす存在はひだる神、またはひだるぼうと呼びならわされてきた。真冬の雪道であっても、なぜか止めどなく汗を噴き出して力尽きてしまう者があったと伝えられる。とっさの手当てとしては生卵をすすらせるとよいとされ、たちまち意識を取り戻すという。もし手元に卵がなくとも、米粒を一つ地面に投げるか、ご飯をひとくちだけ口にして「うまい」と声に出せば、それだけで具合はすぐさま良くなると語り継がれている。
- 広まり方
- 1936年の『旅と伝説』に掲載された、辰井隆「兵庫県川辺郡・武庫郡・神戸市の食物」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県神戸市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ