ひだるぼう
ひだるぼう
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 鷲林寺奥の峠道で谷川の水を飲むと取り憑かれて動けなくなるが、何か食べれば治るという言い伝え。
- 細部
- 西宮市外れの鷲林寺からさらに奥へ入った小暗峠には、頂上の休み場のそばを流れる谷川がある。ここの水を口にすると決まって何かに取り憑かれ、足が竦んで一歩も進めなくなるという。ただし持参の弁当なり握り飯なり、口に入れる物さえあれば途端に体が軽くなり歩けるようになると伝えられている。この憑きものの由来には、信長との戦いに敗れた武田信玄がこの一帯に身を潜め、食べる物が尽きて飢え死にし、その執念が化けたのだという話が添えられている。中には言葉を発し、飯を恵んでくれと訴えかけてくるものもいるらしい。
- 広まり方
- 1936年の『旅と伝説』所収、辰井隆「兵庫県川辺郡・武庫郡・神戸市の食物」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県西宮市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ