あやかしのひ
あやかしの火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜の海に現れるあやかしの火は追いつくことも追い越すこともできず、羅針盤を狂わせて信用できなくしてしまうという。
- 細部
- 下関市に伝わる海にまつわる言い伝えである。船の苫は天の羽衣にあたるとされ、沖であやかしに行き会ったときにこれを見せると、あやかしは何もせず去っていくという。火伏せの神とされるおかまさまの灰を撒いて身を守ってもよいと伝えられた。ある年の十一月二十三日、漁を終えて船で戻る途中、日没後の西の空の明かりも消えて辺りが暗くなったころ、対馬の方角に細く尾を引くような灯りが見えたことがあった。この灯りにはどれだけ船を進めても追いつくことも追い越すこともできず、そばに近づくと磁石が狂ってしまい、方角を頼りにできなくなってしまうのだという。
- 広まり方
- 1932年の雑誌『旅と伝説』所収、櫻田勝徳「船幽霊など」に記録がある。
- 地域
- 山口県下関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ