あまよのひ
雨夜の火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 雨のたびに現れて飛ぶ玉のような火は、地蔵の油を盗み続けた油売りの成れの果てだという。
- 細部
- 大津の八町と呼ばれる界隈では、雨が降るたびに玉のような火が現れ、宙を飛んでいくと言われた。土地の人の説明によれば、辻に立つ地蔵へ供えられた油を毎夜くすねていた油売りがあり、死んだのちに炎の姿となって行き場を失ったまま迷っているのだという。盗みという小さな罪が死後の姿に結びつけられ、雨という決まった条件のもとで繰り返し目撃される怪火の由来として語られている。
- 広まり方
- 1975年刊の『日本随筆大成』第二期、菊岡沾凉『諸国里人談』に載る。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ