ひのふきあい
火の吹き合い
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 二人で向かい合って火を吹き合うと、負けたほうが死ぬという禁忌が語られていた。
- 細部
- 囲炉裏や竈の火を二人が同時に吹き合うのを、大鹿村では強く忌んだ。勝ち負けを競う形になれば、負けたほうが命を落とすとされたためである。火は家の中心にあって生活を支える一方で、扱いを誤れば家ごと失われる危うい存在でもあり、遊びとして扱うことを許さない意識がこの言い伝えの背景にある。子どもがふざけて火を吹くのを止めさせる、実際的な戒めとしても働いていたとみられる。
- 広まり方
- 1916年の『郷土研究』所収、前澤正雄「国々の言習はし」に記録がある。
- 地域
- 長野県大鹿村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ