ひ
火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 滑川町では、屋根を葺く職人が三隣亡にあたる日に仕事をすると火の祟りを受けると言われ、火の出やすいとされる時間帯を避けて作業を行っていた。
- 細部
- 埼玉県滑川町(比企郡滑川町)には、屋根葺きに関わる職人の間で伝えられてきた禁忌がある。三隣亡にあたる日に屋根屋が仕事に出ると、火の祟りに見舞われると言い伝えられてきた。三隣亡は暦の上で凶日とされ、特に建築や屋根に関わる仕事では火災を招くとして古くから避けられてきた日である。屋根屋たちはこの日を完全に休むというより、火の出やすいとされる時間帯だけを避けて作業にあたるという形で、この禁忌と折り合いをつけていた。屋根という火に近い場所を扱う仕事だからこそ、火の祟りを恐れる気持ちが強く根付いていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1988年刊行の『新編埼玉県史 別編1(民俗1)』第二章第三節「屋根葺き」に、吉川國男・山下英世ほかによる記録として収録されている。
- 地域
- 埼玉県滑川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ