へんろさん
遍路さん
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 遍路の托鉢を杖で割った武士が病で死ぬ間際に石を握らされ、数年後生まれた殿様の子が同じ石を握っていたという生まれ変わりの話。
- 細部
- ある武士が、托鉢に来た遍路の鉢を杖で打ち割るという無礼を働いたところ、まもなく病に倒れて命を落とすことになった。息を引き取る間際、その武士は遍路から一つの石を握らされたという。ところが数年後、殿様のもとに生まれた子を見ると、生まれたときから同じ石をしっかりと握りしめていた。無礼を働いた武士が遍路の生まれ変わりとして殿様の子に宿ったとも取れる話で、遍路への仕打ちが巡り巡って報いとなって表れたことを示す言い伝えとして残っている。
- 広まり方
- 1976年の『日本民俗学』に掲載された関山守彌「昔話と民俗―五島嵯峨島の場合―」に記録がある。
- 地域
- 長崎県五島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ