へんげのもの
変化のもの
国内
未確認生物
- どんな話か
- 西宮左大臣が神泉苑で正体不明の変化のものに遭遇したとき、警蹕の声が響くとその怪異は静まったという。
- 細部
- 西宮左大臣殿がかつて神泉苑を訪れた際、得体の知れない変化のものに出くわしたことがあったという。何が起こるかと身構えていたところ、警蹕の声、すなわち貴人の通行を知らせる先払いの声が響き渡ると、それまで騒がしかった怪異はぴたりと静まり返ったのだという。神聖な儀礼の声そのものが、怪異を鎮める力を持っていたことをうかがわせる話である。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』に収められた藤井高尚「松の落葉」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ