へいけのむしゃのれい
平家の武者の霊
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 海禅寺の入らずの間で休んだ住職の前に、鎧をきしませながら平家の武者が現れたという寺の怪。
- 細部
- 海禅寺には入らずの間と呼ばれ、立ち入りが避けられてきた一室がある。あるとき住職がそこで床についていると、甲冑をまとい腰に刀を帯びた武者の姿が現れ、鎧の金具を鳴らしながら近づいてきたという。武者は平家の者だと伝えられ、部屋を使ってはならないという禁忌の根拠として語り継がれている。この土地には平家の落人にまつわる話がいくつも残っており、寺の怪異もその系譜のうちに位置づけられている。
- 広まり方
- 1985年の『常民』所収、中央大学民俗研究会の愛媛県宇和島市蒋淵調査報告書に収められている。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ