たかやましのへびのことせっくざけ
高山市の蛇の子と節供酒
国内
未確認生物
- どんな話か
- 美男が正体を明かさず通っていた娘が蛇の子を身ごもり、菖蒲酒で堕ろしたことから、節供に厄除けの酒や餅を供える由来となった。
- 細部
- 高山市上宝町のある娘のもとに、美しい男が夜な夜な通ってくるようになった。しかし戸を開けて入ってくる気配がないことを不審に思った親の勧めで、娘は男の着物に糸を通した針を刺しておいた。翌朝その糸をたどると、糸は壁の節穴を抜けて池まで続いていたという。やがて娘は蛇の子を身ごもっていることがわかり、菖蒲酒を飲ませたところ、たらい七杯分もの蛇の卵を堕ろすことができた。この出来事以来、娘が蛇の子を宿さないようにと、三月の節供にはよもぎ餅を、五月の節供には菖蒲酒を、九月の節供には菊酒を供える習わしになったのだという。
- 広まり方
- 1980年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会「岐阜県吉城郡上宝村」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ