へびのいけ
蛇の池
国内
未確認生物
- どんな話か
- 平郡島の蛇の池には神様がいて、金物を嫌い供物の卵を好み、泳ぐと冷たい場所や蛇の姿に出会うと伝えられている。
- 細部
柳井市平郡島の蛇の池には神様が棲んでおり、この池をめぐってはいくつもの言い伝えが残る。神様は金物や汚れたものを嫌うとされ、誤って鍋や機械の部品などを落としてしまっても、翌朝行ってみると土手の上に上げられているという。反対に卵を供えると、翌朝にはきれいに消えているといい、好物として受け取られている証しとされる。また、この池には人が住み着いても長続きしないとも語られる。
泳いで渡ろうとすると、ところどころ異様に冷たい場所があり、気の短い者がそこをもう一度渡り直そうとしたところ、ここには蛇がおるぞと声で咎められたという話も伝わる。池のほとりの小屋に暮らしていた者は、夜中に水面から蛇の頭がぬっと持ち上がるのを目にしたと語り、池の主が今も健在であることを思わせる。
- 広まり方
- 1987年の『常民』所収、中央大学民俗研究会「山口県柳井市平郡島 調査報告書」に記録がある。
- 地域
- 山口県柳井市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ