こめざわのうたじょうずについたべんざいてん
米沢の唄上手に憑いた弁財天
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 西簗沢の杉山弁財天という祟り神が、唄の上手な炭焼きの息子に憑いたとされ、弁天様は蛇ともいわれる。
- 細部
- 米沢市西簗沢の山の神には、杉山弁財天と呼ばれる祟り神が祀られているという。この弁財天は、炭焼きを仕事にしながら唄がとても上手だった息子に憑いたことがあると伝えられている。人に憑くほどの強い力を持つ神として恐れられていたことがうかがえる話である。弁天様の正体については蛇であるともいわれており、道端などで蛇を見かけたときには、そこに弁天様がいるしるしなのだと理解されていたという。芸事の才に取り憑くという逸話と、蛇の姿を借りて人前に現れるという伝承とが、一つの神の性格として結びつけて語られている。
- 広まり方
- 1957年の『民俗』所収、池田俊平「簗沢の俗信ほか」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ