とおののへびをさけさせるさんしょうじゅもん
遠野の蛇を避けさせる三唱呪文
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 蕨に助けられた恩を蛇に唱えて聞かせると、道を避けてくれるという三回唱えの呪文の由来。
- 細部
- 昼寝をしていた蛇の体を、伸びてきた茅の芽が突き通してしまい、身動きが取れなくなったことがあった。そこへ蕨の芽がぐんぐん伸びてきて、貫かれていた蛇の体をそっと持ち上げ、茅から抜き取ってやったのだという。この故事にちなんで、蛇に向けて「茅萱畑で昼寝していたおまえを、蕨が助けてくれた恩を忘れたか、アブラウンケンソワカ」という文句を三度唱えると、蛇のほうから道を避けて通してくれると伝えられている。
- 広まり方
- 2000年刊『昔話(研究と資料)』所収、岩瀬博「ヘビと猫の俗信」に記録がある。
- 地域
- 岩手県遠野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ