しょうばらのくろいしやまにかようへびおとこ
庄原の黒石山に通う蛇男
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 高野町の鉄山師の娘のもとへ毎夜通う男の正体を糸で辿ると黒石山の洞の蛇と判明した。
- 細部
- 庄原市高野町に伝わる話では、鉄山を営む家の娘のもとへ、夜ごとに素性の知れない男が通ってくるようになった。不審に思った乳母は、男の着物の袖にひそかに糸を通した針を縫い付けて帰らせた。翌朝その糸をたどっていくと、道は森脇にある黒石山の洞窟へと続いていた。そこには地中の鉄分にあてられて息絶えた男の姿があり、正体は蛇であったことが知れた。その後、娘は盥いっぱいになるほど大量の蛇の子を産み落としたという。
- 広まり方
- 1978年刊『広島県史 民俗編』所収、村岡浅夫「県北の伝説」に記録がある。
- 地域
- 広島県庄原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ