せとうちちょうのびなんにばけるまったび
瀬戸内町の美男に化けるマッタビ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- マッタビという蛇は美男に化けて女に近づき身ごもらせるといい、医者にも原因が分からなかった女が家に帰ると多数の蛇の子を産んだという。
- 細部
- 瀬戸内町には、マッタビと呼ばれる蛇にまつわる話が伝わっている。この蛇は美男子の姿に化けて女性のそばに忍び寄り、知らぬ間に身ごもらせてしまうのだという。ある女性は腹の具合がおかしいことに気づき医者の診察を受けたが、医者にもはっきりとした原因は分からなかった。仕方なく家に帰ったところ、女性はたくさんの蛇の子を産み落としたという。マッタビに見込まれた女性は、二、三十匹もの蛇の子を一度に産むことがあるとも語られており、異類との交わりによる出産譚として恐れられていた。
- 広まり方
- 1943年の『旅と伝説』に掲載された金久正「へび俗言(奄美大島)」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県瀬戸内町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ