さどしのかためへびとへびよけしょうぶ
佐渡市の片目蛇と蛇除け菖蒲
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 順徳院上皇の言葉で片目になったという蛇の言い伝えのほか、菖蒲による厄除けや殺した蛇の祟りなど蛇にまつわる話を集めた。
- 細部
- この土地には蛇にまつわる話がいくつも伝わっている。ひとつは、順徳院上皇がこの地を訪れた際、山道で見かけた蛇について『こんな場所の蛇でも目は二つあるのか』と口にしたことがきっかけで、以来この地の蛇は片目になったと語られるものである。また、蛇と契りを結んで身ごもったという娘が菖蒲湯に入ったところ流産してしまったという話や、逆に蛇に追われた者が菖蒲の藪へ逃げ込んだおかげで命拾いしたという話もあり、菖蒲が蛇除けの力を持つと信じられていたことがうかがえる。さらに、座敷に落ちてきた蛇を捕らえて風呂の火にくべて殺したところ、その祟りで電柱が倒れて感電死する事故が起きたという話も伝わり、蛇を粗末に扱うことへの戒めとなっている。
- 広まり方
- 1927年の『民族』に載る柳田国男「目一つ五郎考」、1984年刊行の『新潟県史』資料編23民俗2の第4編6-2-14「五月の節供」(大竹信雄)、2001年の『伝承文芸』の國學院大學民俗文学研究会編「新潟県佐渡郡畑野町昔話集」の三つの記録にまたがっている。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ