おまえざきしのへびとなったあじゃり
御前崎市の蛇となった阿闍梨
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 死後は蛇となって桜ガ池に住むと語っていた阿闍梨が息を引き取った瞬間、池が激しく波立ったという。
- 細部
- 比叡山の僧、備後の阿闍梨と呼ばれた人物は、生前から自分は死んだのちに蛇の身となり、遠州笠原ノ庄にある桜ガ池に住むのだと繰り返し語っていた。臨終が近づいたとき、その言葉どおりこの池の水を取り寄せて掬い上げたところ、ちょうど同じ頃、池では大きな逆波が立ったという。阿闍梨の死と池の異変が同時に起きたことが、彼が本当に蛇身となって池に入ったことの証しとして語り継がれている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、林自光「雑説嚢話」に記されている。
- 地域
- 静岡県御前崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ