みのぶちょうのむすめにかようふちのへび
身延町の娘に通う淵の蛇
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 古谷城の娘のもとへ毎夜通う男の正体を探ろうと着物に糸をつけて辿ると牛淵に至り、娘は後に蛇の子を産んだ。
- 細部
- 身延町の古谷城に、器量のよい娘が住んでいた。この娘のもとへ、梅ヶ島から来るという男が夜な夜な通ってくるようになったが、娘の母親はこれを不審に思い、ある晩、男の着物の裾にこっそりと糸を結びつけておいた。翌朝その糸をたどっていくと、牛淵と呼ばれる淵にたどり着いたという。その後、娘が腰湯につかったところ、蛇の子を産んでしまったと伝えられている。男の正体が淵に棲む蛇であったことをうかがわせる、異類婚姻の話である。
- 広まり方
- 1996年刊『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による山梨県南巨摩郡身延町大城・湯平・門野の調査に記録がある。
- 地域
- 山梨県身延町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ