みねのへびをころしたいえのたたり
美祢の蛇を殺した家の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 開墾中に掘り出した大蛇を殺した家に、耳が聞こえず話せない子が生まれたと伝わる祟り話。
- 細部
- 美祢市秋芳町に伝わる、蛇にまつわる祟りの話である。田畑を新しく切り開く地開きの作業中、地中から出てきた大きな蛇を打ち殺してしまった者がいたという。ところが、その後にその家に生まれた子は言葉を話すことができなかったと伝えられ、村ではこれを蛇を殺めた報いとして語り継いだ。自然を切り開く開墾という行為と、そこに棲む蛇を祀るべき存在として畏れる感覚とが結びついた話であり、蛇や蛙を神格化して祀る周辺の民俗とも重なる。
- 広まり方
- 2002年の『山口県史資料編民俗1 民俗誌再考』に収められた伊藤彰「自然を読む民俗:蛇と蛙を祀る村」に記録されている。
- 地域
- 山口県美祢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ