いちのせきのへびのこしゅっさん
一関の蛇の子出産
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 田仕事で蛇にまとわりつかれた嫁が蛇の子を産んだとされるなど、蛇と人の因縁を語る話が多い。
- 細部
- 田の草取りをしていた嫁が蛇にまとわりつかれて構わず働き続けたところ、一週間ほどして下腹が痛み出し、医者に見せたら蛇の子を産んだという話がある。桜の木の穴に棲んでいた親蛇が子を産んで穴から出られなくなり、卵を供えても子蛇が運ぶ餌でしのいでいたが、木を切ろうとした人が腹痛を起こし、巫女に「切ると殺される」と諭された話も伝わる。木の枝と思って触れたら大きな蛇だったという体験談や、沼に棲む大蛇を退治して蛇霊塚に祀ったが、後に沼を埋め立てた際に塚も壊されてしまったという話も残っている。
- 広まり方
- 1973年刊『旧中川村の民俗』所収、東洋大学民俗研究会の口承文芸調査による。
- 地域
- 岩手県一関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ