ほくえいのへびさしとかえるすくい
北栄の蛇指しと蛙救い
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 蛇を指させば指が腐り、蛙をくわえた蛇を助けて逃がしてやると今度は蛇に取り憑かれるとする二つの禁忌。
- 細部
- 北栄町に伝わるこの言い伝えでは、道端などで蛇を見つけて指を差すと、その指がやがて腐ってしまうといわれている。むやみに蛇を指さすものではないという戒めとして、子どもたちに語り聞かせられてきたものと考えられる。また別の言い伝えとして、蛇がカエルをくわえて今にも飲み込もうとしている場面に出くわし、それを気の毒に思って助け、カエルを逃がしてやると、今度はその蛇が人に取り憑いてしまうとも伝えられている。生き物同士の捕食に人間が手出しをすることを戒める内容とも読み取れる。この二つの禁忌は、1938年に鳥取郷土会がまとめた社会心理調査報告の中に、地域の俗信として書き留められている。
- 広まり方
- 『因伯民談』1938年掲載の鳥取郷土会「社会心理調査報告(6)」に記録が残る。
- 地域
- 鳥取県北栄町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ