べんてんさまのつかいのだいじゃ
弁天様の使いの大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 弁天様の茂みに棲む大蛇に遭遇した二つの体験談で、驚いて寝込んだ者と口がきけなくなり亡くなった者が語られる。
- 細部
- 弁天様が祀られたあたりは萱が生い茂り、そこには大きな蛇が棲んでいるといわれていた。ある人が茸狩りをしていたところ、急に大風が吹いたようにガサガサと草むらが鳴り、見ると神楽の獅子頭ほどもある太さの蛇がいた。その人はあまりの恐ろしさに家へ逃げ帰り、一週間も寝込んでしまったという。また別の晩、夜十一時ごろ酒に酔った人が松の木だと思い込んで腰掛けたところ、それは実は大蛇であった。その人はそれきり口をきくことができなくなり、十日あまりのちに亡くなったと伝えられている。この蛇は弁天様の乗り物とされる存在である。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』所収、新里宝三「蛇の話(栃木県)」に記録がある。
- 地域
- 栃木県芳賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ