はつごえ
初声
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 正月の朝に初めて聞く鳥の声を初声と呼び、恵方から聞こえればその年は豊作になるといわれた。
- 細部
- 氷見でも正月の朝、その年はじめて聞こえる鳥の声を初声と呼びならわしていた。声の聞こえてくる向きが恵方、すなわち明きの方角に当たっていれば、その年は稲が豊かに実ると喜ばれたという。年が改まった直後の静けさの中で鳥の一声に耳をそばだて、一年の作柄を方角から読み取ろうとした正月の言い習わしである。仕事はじめを控えた農村の暮らしに根づいていた占いといえる。
- 広まり方
- 1973年刊『富山県史 民俗編』、漆間元三「仕事はじめ」の項に見える。
- 地域
- 富山県氷見市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ