はてのはつか
果ての二十日
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 忌み日とされる果ての二十日に山仕事へ出た大男が、生石灰の俵の下敷きになって焼け死んだという戒め話。
- 細部
- 彦さんという六尺近い大男がいた。かなりの頑固者で、家の者がどれほど止めても聞かず、忌み日とされる果ての二十日に山へ石割の仕事に出かけてしまう。山からの帰り道、生石灰をうずたかく積んだ荷馬車とちょうど行き合わせ、「乗っていくといい」と誘われるまま俵の上にまたがって坂を下っていった。ところが途中で俵が崩れ、水のたまった沼田に転落してしまう。積まれていた石灰の俵がその上に落ちかかり、彦さんはついに焼け死んでしまったという。果ての二十日に仕事をしてはいけないという戒めを裏づける話として語られている。
- 広まり方
- 1951年の『阿波方言』所収、夛田伝三「阿波の忌み日について」に記録がある。
- 地域
- 徳島県阿南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ