はたのくさま
ハタノク様
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 唇の動きで落人の行き先を追っ手に教えた老婆の家に、代々唇が曲がる祟りが残ったという。
- 細部
- 川で洗い物をしていた老婆のもとへ、平家の落人が逃げ込んできた。落人は行き先を決して漏らさないよう頼んで走り去ったが、追っ手に問われた老婆は、声には出さないまま唇を動かして方角を示してしまった。落人はそのために討たれ、後にハタノク様として祀られるようになった。一方、口を利いたわけではないとはいえ教えたことに変わりはなく、老婆の家には祟りが残ったとされる。その家を継ぐ者は唇が曲がるのだと語り伝えられている。
- 広まり方
- 1975年の『伊予の民俗』に載る山口常助の北宇和郡下波村聞書による。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ