はしのかみ
橋の神
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 玉諸神社そばの大橋を守る嫉み深い女神は、他の橋の噂や謡曲『野々宮』を嫌い、口にすると祟るとされた。
- 細部
- 甲府市の玉諸神社の近く、濁川に架かる大橋には、たいそう嫉妬深い女神が宿るとされている。この橋を渡る人が他の橋、とりわけ美しい橋として名高い猿橋の噂をすることを、この女神はひどく嫌うといわれた。また、女の嫉みに同情する内容を持つ謡曲『野々宮』を橋の上で歌うことも禁物とされ、これらの戒めを破ると必ず恐ろしい目に遭うと言い伝えられている。橋そのものに嫉妬深い人格を見る、珍しい水辺の信仰である。
- 広まり方
- 1969年刊『民俗』掲載、土橋里木「産女と少童」に記録がある。
- 地域
- 山梨県甲府市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ