はしかのまじない
はしかのまじない
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 軒下に蕎麦と粟を入れた袋を提げて疫病を避け、快復後は便所の神に礼を供えたという西条の習わし。
- 細部
- 旧加茂村の藤之石本郷では、農家の戸口の軒に小さな袋を吊るして流行病を遠ざけた。中に入れるのはソバとアワの二種で、これを並べた言い回しが「ソバまで来たがアワざった」、つまり病がすぐそばまで迫ったが出会わずに済んだ、という語呂合わせになっている。さらに、無事に治ったあとは厠を守る神へ供物を上げ、確かに一度患ったのだと見届けてもらう。この手続きを怠ると再び同じ病を受けると語られており、予防と快復後の始末が一続きの作法として伝えられていた。
- 広まり方
- 1961年刊の『あゆみ―西條市加茂の民俗―』所収、森正史監修の集落と村制の章(人生儀礼)に記録がある。
- 地域
- 愛媛県西条市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ