はりせんぼん
針千本
国内
未確認生物
- どんな話か
- 姑と不仲だった嫁が入水して針千本になり、12月8日には海が荒れて婆さんに食いついたという。
- 細部
- 黒部市に伝わる話で、ある家の婆さんと嫁の折り合いがひどく悪かった。思い悩んだ嫁はついに海へ身を投げてしまい、その身は針千本という魚に変わったのだという。それ以来、嫁の命日にあたる12月8日になると決まって海が荒れるようになり、荒れた海から現れた針千本の群れが、婆さんの顔いちめんに食らいついたと語り伝えられている。姑への恨みが魚の姿となって毎年戻ってくるという、嫁姑の不和を背景にした怪異譚である。
- 広まり方
- 1973年刊行の『富山県史 民俗編』に漆間元三が記した針千本の項に見える。
- 地域
- 富山県黒部市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ