はりせんぼん
針千本
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 冤罪で身投げした嫁の命日が巡ると海が荒れ、針を刺した鞠のようなものが上がるとされる祟りの言い伝え。
- 細部
- 姑と折り合いの悪かった嫁が、身に覚えのない針の盗みを着せられて思い悩んだ末に、海へ身を投げて命を絶ってしまったという。その最期を迎えたのが師走の初めであったことから、毎年同じ時期になると海が激しく荒れ、まるで鞠に無数の針を突き立てたような形のものが波間から上がってくるようになったと伝わる。これを針千本と呼び、嫁の無念を鎮める意味もあってか、12月8日には針を用いる仕事を控え、供養のしるしとして針山へ饅頭を供える風習が根付いたのだという。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1934年掲載、柳田國男「年中行事調査標目(十)」に記録がある。
- 地域
- 富山県射水市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ