はれもの
腫物
国内
未確認生物
- どんな話か
- 元禄16年、男児の腹にできた口が喋りだし、薬で治ったのち角の生えた竜のようなものが出たという奇談。
- 細部
- 元禄16年5月、京の油小路二条上ルの町に住む12歳の男児が激しい発熱に見舞われ、腹のあたりに腫れ物ができるということがあった。この腫れ物にはやがて口のようなものが開き、本人の意思とは関わりなく勝手にしゃべりだしたという。その口は何を与えてもよく食べたが、あまりに食べ過ぎるのはよくないだろうと家族が口をふさぐと、たちまち高熱を出して悪態をついたと伝えられる。ある医者が5、6種の薬を調合して飲ませたところ、一両日のうちにその口は消えてなくなり、それから10日ほどのちには、肛門から長さ1尺1寸ほどの、頭に角の一本生えた雨竜のようなものが出てきたという。
- 広まり方
- 1982年刊『続日本随筆大成別巻』所収「元禄宝永珍話」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ